オーラと瞑想とターバン

先日、ホノカ社のオフィスへ商品を買いにきてくださったお客様が、オーラが見える方で、自分のオーラの色を教えてもらいました。

紫色のオーラの真ん中に、金色のオーラが縦に伸びているとのこと。この分野の仕事にかかわりつつ、自分のオーラについて情報を得たのはまったく初めてのことです。と、だからといって、何かがかわるわけでもない、と思っていたら、その日を境に、なんとなく、長らく滞っていた瞑想の習慣を取り戻すようになりました。

瞑想といっても、ただじっと座っているだけとはいえ、大阪の片隅に住んでいる自分が、次第に、宇宙の真中にじっとたたずむ自分になっていくというような、無限の広がりを感じることができるのです。
もともと瞑想の習慣をもつようになったのは、インドのデリーで、現地のシーク教徒の家庭に、一ヶ月ほど居候していたときのことでした。

インドといえば、ヨガや瞑想の本場ですが、僕の場合、朝起きてから朝食までの時間をもてあまし、半ばしょうがなく、自己流の瞑想をはじめたという訳でした。

居候先はシーク教徒なので、家の男性陣は毎朝、ターバンを巻く作業にじっくり時間をかけます。じつに7メートルはある長い布を頭に巻き付ける作業で、瞑想している僕の目の前を、ターバンがいったりきたりします。

そのせいか、今でも瞑想するたび、ターバンのことを思い出してしまうのですが、父と息子が協力して長い布を広げ、黙々とお互いの頭に巻き上げていく時間こそ、彼らにとっては祈りや瞑想に似た行為のようです。僕が、もてあます朝の時間に瞑想することを選んだのも、このターバン巻きの影響があったのかもしれません。

ちなみに、自分にあると言われた紫色のオーラとは、おだやかさが特徴とのこと。僕もそろそろ、自分の持ち味というものを固めていく時期に入ったのかなあと思い、瞑想の習慣が戻ったことも、なんだかうなづける出来事でした。