長文詩「言葉を失う夜に」

今日も電話が鳴らない 文章を連ねるだけで過ぎ去ってゆく日々 一日部屋にいただけで ずっと穴蔵に閉じ籠もっていた気がする 友達に電話をかけてみる 無機質な女性の声 テープの音 僕のお掛けになった電話番号は 現在使われていないらしい また一人 友達がい…