2006-01-01から1年間の記事一覧

合唱コンクールで‥‥

中学から高校と、クラス対抗の合唱コンクールがあり、目立ちたがり屋の僕は、毎年、自ら進んで、誰もがやりたがらない指揮者に名乗りをあげていました。 というのも、なぜか「自分には指揮者だった前世がある」と思い込んで理屈なき強さを発揮することができ…

親の影響から離れるための映画だ

ちょっといまさらな話題ですが、史上まれなほどの酷評を浴びているアニメ映画「ゲド戦記」、私たち夫婦もちゃっかり見にいきました。冒頭、王子アレンが、父である王を殺すシーンがあります。 映画そのもの出来は、とりあえず置いておいて、原作にはない、酷…

運命を逆転させる秘策

ずいぶん前に、近所のシャッター商店街の一店舗で営業している、中年男性の占い師さんに、じつになにげなく未来を当てられた、という話を書きましたが、その占い師さんのドアをたたいたのは、いままでの人生のうちでもっとも暇であった一時期のことでした。…

朝、新聞を読む。社会とつながる。

事務所で映画を観ながらそのまま床のうえで寝てしまい、目覚めた。ポストにささっていた新聞をとり、あぐらをかいてそれを開く。とりわけ朝が弱い僕だが、朝一番に新聞を読んだ日は、不思議と調子が良いような気がする。小さな活字を目で追うのは疲れるはず…

新聞売りの少女 in ベトナム・サイゴン

1996年の春。僕は、ベトナムのジャングルでの不思議な仙人の取材を終えてサイゴンに戻りましたが(前回参照)、帰国までの一週間をサイゴンの安ホテルとオープンカフェでのんびり過ごす生活を送っていました。外国人旅行者が行き交うこの安宿街に、ハン…

やっぱりワールドカップは続いていたのである。

この話しは7/19の続編。今日、娘ほのか(4歳)と電車にのってると、やはり唐突に、「さッかー、かったん?」と訊かれた。適当にうなづくと、「やっぱにほん、つよいで」と得意げなほのか。4歳児の中では、まだW杯は終わらない‥‥。まあ、このやりとりも…

謎の老人と一枚の黒い布

はじめての海外一人旅での体験をもとに書いた『世界でいちばん美しい景色のはなし』では、中国人と筆談する中で、運命的な言葉を受け取るという場面を書きましたが、僕はその次にベトナムへ行ったときも、現地のひとたちとの対話に筆談を利用しました。ベト…

文章書きのルーツは日記

大学を中退してから約十年あまり、雑誌などのライターの仕事をしていました。取材にでることもありますが、毎日ほとんどの時間をえんえんと文字をつづることで過ごしていました。こうして僕は自ら書くことを仕事に選んだわけですが、そのルーツといえるもの…

ワールドカップ

さかのぼること4年と一ヶ月、妻・ますみは、準決勝くらいになるまで、ワールドカップが日本で行われていることを知らなかった。あれから四年たち、満を持して尋ねてみた。 「こんど、ワールドカップがどこであるか、知ってる?」 「うーーん、と‥‥、と・り…

ほんとうにカッコイイとは、こういうことなのだ

僕はフリーライターをやっていた20代の頃、アジアの子供の人身売買問題に取り組むNPO団体の活動に参加して、事務所で書類づくりなどやっていました。やがて結婚をさかいに、その活動から離れることになったのですが、最近になって余裕がでてきて、ちょ…

旅のおトモ本

海外の旅へ出かける一週間ほど前、持参する本をどう選ぶのが楽しみで、普段は、できるだけ読みやすい本を買ってしまうのに、このときばかりは間逆で、少しでも長持ちできるよう、ぶあつく、字が小さく行間もつめつめの読みにくい本をあえて選んでしまいます…

メル友はマフィア

以前、ワタシネットといういろんな人の自分史や手記を集めたサイトを運営していた頃、いろんな人とメールでやりとりしていました。まだインターネット自体が珍しかった頃ゆえ、びっくりするような超有名人からも、直接メールがきたりしたものです。中でも、…

1年前の日記より

図書館で‥‥ 息子4歳と図書館に行ったときのこと、『ウォーリーをさがせ』を借りて帰り、さあ、さがそうと思ったら、ウォーリーにすべて赤マルが付いてました。ショック! 図書館らしいね。

新卒採用?

入社式、新入社員、就職活動などの話題があがるこの季節。 我が社・ホノカ社は、ミニミニカンパニーなので、募集すらしておらず、もちろん新入社員はおりません。 そういえば、ふと、思うことが。ホノカ社は、出版社をなのっているので、数年前、自宅で、ま…

「星の王子さま」とはつまらない物語の条件を満たしたすごい本だ

1.起承転結がない 2.わかりにくい 3.恋愛がない 誰でも知っている、何十年も読みつがれて全世界で親しまれている、ある物語の特徴を挙げてみたところ、これはつまり、面白くない物語の特徴と重なるのでは、と、ひとり発見しておりました。 というのも…

「お札の顔になりたい」

つい最近、あなたの夢はと聞かれ、「お札の顔になりたい」と答えた人を、偶然、ふたり見聞きした。一人目は、あるテレビ番組のインタビューで観たのだが、パフィー(のどちらか)。日本でかげりがでたかと思えば、アメリカで人気爆発し、凱旋するという、世…

おなかごし?の会話

私たち夫婦は、できるかぎり子どもとの時間を大切にすることをポリシーとしていますが、その原点ともいえる体験がこれです。じつに、なぜだか長男こうきの生まれる前のこと‥‥。6年前の3月、つめたい風が吹き荒れていた夜のこと。妻ますみが眠ったまま、ウ…

みなさんもご注意ください。

我が家にはスケートリンクはないのですが、イナバウアーのしすぎで腰を痛めてしまいました。みなさんも、ご注意ください。

「世界でいちばん美しい景色のはなし」

5年かけて書いた物語「世界でいちばん美しい景色のはなし」をPDF形式にて公開しています。挿絵を描いてくれた清水さんのファンの方がみてくれて、たくさん感想をいただいており、うれしい日々。「世界でいちばん美しい景色のはなし」 ↑ファイルを解凍し、PD…

天使の歌声

天使の歌声を聴いたことがあります。 それは、僕たち夫婦にとっていちばん長い日となった真夜中のこと。 朝からひどい雨でした。5年前の秋、妻の両親とともに僕の実家の富山へ車で向かっていたところ、高速道路でスリップ、まだ1歳であった息子・こうきは…

作品公開中

物語「世界でいちばん美しい景色」(中村しげき著)を仮公開中です。

娘・ほのかのつぶやき 2006冬

「ねえ、オトウチャン、あした、ゆきふるから、さんたさんくるんやでぇ」‥‥と、にんまりの4歳。メルヘン アーンド 物欲。

記憶力のある息子と、まるでない娘

我が息子・こうき(もうすぐ6歳)。何気なく話していると、だいぶん前に、いっしょにコジマへ買いにいった電気ストーブの5980円という金額を覚えていて、ちとびっくり。 やたら記憶力がよく、きっと彼にとっては、山手線の全駅を暗唱するくらいすぐできるよ…