社長のお父さんってどんな人?

企画の参考に担当者さんから進められた本を読んでいると、

前書きはここ↓
http://www.kandamasanori.com/bookmaegaki/book001.html

会社の成長期には、かならず問題が起きるという話で、その背景には「社長の父親が非常に厳しい父親であったこと。そして、父親に対する怒りが未解決であること。」と書いてあって、ほほっーと思ってしまった。

というのも、僕が知っている起業した何人かの新人社長さんは、みな、「父親が厳しかった」ということを共通して聞いていたからだ。(ちなみに、ホリエモンも、父親がかなり厳しい人であったと自著で述べている)。

父親に納得いかないまま厳しく育てられると、会社を起こした社長は、心の奥深くにある未解決の問題を社員を通して爆発させる、のだろう。つまり、「やりたい仕事があるから」会社を起こしたのではなく、自身のトラウマが人を操れる社長業というものに導かせていったのではないか、と。

そういう会社は、強引に事業を進めることができるので成長はするとは思うが、社員は常に時限爆弾を抱えていることだろう。と、冒頭で紹介した本にあるとおり。

社長の影響力がつよい会社は、社長の良い面も悪い面も会社組織に投影されるのかもしれない。

ちなみに、僕自身も、超スモールカンパニーの社長ではあるが、父親は、熊がでるほどの田舎生まれであったせいか、厳しさというものがほとんどない人であった。だから、自分にも甘いし、他人にも甘い。社名まで「ほのか」とゆるゆる度100%だ。

事業を急速に進めないし、無理もしない(時にはせざるをえないときもあるが)から、その分、ひとつひとつの仕事をていねいにしてきた。もともと会社を大きくするつもりはないから、これでいいのだ。結果として、ゆるゆるで身の丈にあって良かったのかもしれない、と思っている。

【今日のフリーダムワーク】
みなさん!就職の面接のときは、「社長のお父さんってどんな人?」という質問を臆することなく、ぶつけましょう!(中小企業に限るけど)。それで少しは会社のことがわかるかも。