フリーダム・ワーカーとは?その2

「フリーダム・ワーカー」とは僕が自分でつくった肩書きです。
二十代前半のころ、僕は駆け出しライターで、インドやネパールで、人身売買、少女買春の取材をしていました。
我ながら、何でこんなテーマ、しかもひたすら重いテーマを選んだのか‥‥、じつは、現場をうろついたり、身ぐるみはがれたりしながらも、そのときはさっぱりわかりませんでした。

それが「エレナ、目を閉じるとき」という人身売買、少女買春にふれた自分の小説を出版しようと決めて、突き動かされるように動き出したとき、ふと「自由を獲得すること」が自分の一生のテーマだと感じるようになってきました。

「自由」とは、漠然とした概念ではあるのですが、それを自らの肩書きとしていこうと思いました。

フリーダム・ワーカーの活動としては、おおまかに二つあると考えています。

(1)主に貧困国で、身売りされたり誘拐されたりして娼婦、労働奴隷となっている人を解放する活動
(2)日本のような比較的裕福な国でも、精神的な理由で不自由な生き方をしている人の心の解放のお手伝い

では具体的に何をするのか、ということをこれからこのブログですこしずつまとめていきたいと思います。