インフレーションを起こしてみる!

夏休みに入り、今頃、小学生は自由研究のテーマさがしに張り切っている頃かと思いますが、「宇宙をつくる」のもおもしろいな、と思っています。
諸説ありますが、宇宙はインフレーションという現象から始まったという説が最近、唱えられるようになってきました。
インフレーションとは、デフレの逆の、インフレのことです。とはいえ、経済のそれではなく、宇宙のはじまりの話です。
宇宙はもともと、ものすごく小さなたったひと粒の存在で、それがほんのわずかな間に、爆発的に膨張して、いまの宇宙が生成されたという現象が、インフレーションです。
それは、宇宙が誕生した10のマイナス37乗秒後に始まり、一瞬で10の43乗倍のサイズになったという、異常膨張です。
しかも、そのインフレーションが起こったのは、1秒の1兆分の1をさらに1兆分の1にして、またさらに10億分の1以下にした、とてつもなくわずかの時間だとか。
これを人間社会で例えるならば‥‥、去年の春あたりのスギちゃんの仕事量みたいなものでしょうか、いえいえ、もちろん、人間の世界では例えようもありません。
もともと宇宙とは、小さな粒だったので、理論的には、宇宙は生成可能だ、と唱える研究者もいるそうです。
ちなみに、量子物理学では「思考実験」という研究手段があります。
文字通り、実際に行わず、頭の中だけで行う実験で、ただの妄想ではなく、そこからたくさんの新発見が導き出されてきた歴史があります。
さて、ここで、僕は考えてみるのです。
この思考実験でもって、自分の頭の中に宇宙の素(もと)を置き、かぎりなく想像力を結集させて、インフレーションを起こしてみる!
そんな思考もエネルギーのひとつなので、アインシュタインのE=MC2の法則のように、それはなんらかに物質化する可能性があるのでは‥‥!
‥‥と、わけのわからないことを考えてしまっているようではありますが、けっして夏の暑さでまいってしまったわけではありません!
自分の中で宇宙をつくり、育てることは可能か‥‥、今後もこの「思考実験」を続け、このメルマガ内で、今年の夏休みの自由研究として、レポートしていこうと思います!