いのちのスープと電気ショック

メタン、水素、アンモニアを水蒸気で満たし、火花を放電させると、何ができあがるか、ご存じですか?
答えは、いのち、です。
いのちのもととなる、アミノ酸ができあがるというわけです。
これは、1953年のシカゴ大学で当時大学院生であった、ユーリー・ミラーの実験「いのちのスープ」として知られています。
彼は、原始の地球に存在していたとされる4つの気体を、混ぜてみたのでした。
ありふれた何かと何か、それを混ぜると、いのちが生まれちゃった!という歴史的な実験です。
ただ、この実験は、4つの気体を混ぜただけでなく、火花の放電、いわゆる電気ショックを与えることで成功しています。太古の地球でいえば、カミナリにあたります。
人間レベルでも、突然、友人とロックバンドを結成したり、お店を開いたり、人と人が集うことで、新たしい何かが生まれることがあるはずです。
でも、このいのちのスープを参考にすると、ただ人が集う&混ざるだけでは物足りないようです。
そこに必要なのは、どうやら、やはり、電気的ショック!
大ケンカした後に、以前よりも仲良くなれるというのも、わかる気がします。
個人的に今年は、たいしたことが何も起こらなかった平穏な年でしたが、2014年こそは、何かショックを起こすことをねらってみたいと目論んでいます。