願い事を紙に書き、それを持ち歩く

私の町には、「バラエティ」とよばれる危険地帯が存在します。そこは‥‥、近所のダイエーにある、駄菓子とファンシー雑貨のお店で、6歳の娘ほのかを連れているとき、なんとか避けて歩こうとしつつ、ついつい寄ってしまい、おねだりされて何か買って帰るという日々。
先日、その娘が唐突に、「お父ちゃんのねがいいごとって?」と聞いてきたので、何かと思えば、あの「バラエティ」でずいぶん前に買ったファンシー系のノートに、願い事を書き込むスペースがあり、3センチほどの小さな封筒とセットになって、「お願い事をいつも持ち歩きましょう」と書いてありました。そのノートは、いわばマニュフェステーション(願望実現)ノートといえる代物でした。
「カッコイイ家が買えますように」
との願い事を伝えると、数分後、「お父ちゃん、これ、サイフにいれておいて」と小封筒を渡されました。
願い事を紙に書き、それを持ち歩くこと。
スピリチュアル分野でもよく言われるマニュフェステーション方法のひとつですが、それを、まさか、あの“危険地帯”で買わされたモノを通し、つい最近字が書けるようになった娘に促されるとは思いもよらず。つくづく、スピリチュアルな要素は常に身近にあるのだなあと感じてしまいます。
ちなみに、娘ほのかはその後、8歳の兄こうきにも願い事を聞きだしていました。こうきの願い事は、オールドソウルらしく‥‥

「せんそうがなくなりますように」とのこと。
娘ほのかは「せんそうって何のことやろか‥‥」とつぶやきながら、願い事を書きこみ、小封筒に入れて渡していました。
ところが、当の本人の願い事はというと‥‥、もう飽きたのか、忘れているだけなのか、何も書いていないようでした(笑)。
とはいえ、これもよく言われることなのですが、「人の願望を実現する手伝いをすることが、自分の夢や願望を実現するための近道」ですから、きっと彼女の願い事も、しっかり叶えられることでしょう。たぶん「毎日、アイスが食べたい」とか、そんなことだと思います(笑)。