一切話す必要はないカウンセリング

先日、NLPスクールのパンフレットを制作する仕事をいただき、トレーナーの方と打ち合わせをしていて、目からウロコのことがありました。
ふつう、何らか心理的な悩みがでてくれば、まず家族や信頼できる人などに話すという解決のきっかけがあります。カウンセリングも、まず話す=話を聞くということがスタートラインです。ところが、このNLPというものでは、自身の悩みや克服すべきことを一切話す必要はなく(別に話してもいいそうです)、解決へと導いていくのだそうです。トレーナーの方は相手の悩みが何であるかわからないまま、NLPのスキルで、そのサポートをしていくのです。
悩み事を解決するには、とにかく話をして理解と共感を得たりすることが欠かせない、そう信じていた僕には、ちょっとしたカルチャーショック!でした。
ただ、これはよく考えると、理にかなっている面がいくつも浮かんできます。悩みを具体的に話さないことで他者の先入観や思い込みを受けませんし、NLPのような道すじがあれば、自分の力をうまく引き出しながら解決することができます。
もちろん、どちらが良いという訳ではありませんが、自分がこれだと考えていた“真実”と、まるで逆の“真実”に出会ったのは、新鮮でした。この先、いままでの“真実”が通用しなくなったときには、その正反対の真実が助けてくれるような気がしています。