「明晰夢」という言葉にたどりつく

 毎夜の夢を意識し、記録するようになって、以前にも増して一段と、意味ありげな夢を見るようになりました。

 たとえば、こんな夢……。

 ……普段は絶対に着ないような真っ赤なシャツを買いにいく。

 ……3D映画ばりの迫力で大木がどどーんと目の前に落ちてくる。
 
 ……秘密?の手術で、目玉をごっそり入れ替える。

 夢診断の本やWebサイトで調べてみるのですが、矛盾することが書いてあったり、そもそもピンとこなかったりで、「なるほど」と思ったという覚えはありません。

 ところが、いろいろ調べていく中で、「明晰夢」という言葉にたどり着きました。
 
 明晰夢とは、夢の中で夢であることが分かることを言います。自分の夢に意識的に参加できることであり、夢を思い通りに変化させられる場合もあるとのことです。

 毎夜の夢を意識し、記録することで、僕は、この明晰夢の状態へと移行していたようです。まるでオンデマンドの動画配信みたいに。

 どうりで既存の夢診断があてはまらなかったわけだ、と思いつつ、結局のところ、夢という無意識からのメッセージを受け取るには、自分で答えを見つけていくしかないのだなと実感したのでした。

 そこで今度はもっとわかりやすい夢を見られるように、コントロールしていこうと考えています。こうして夢の訓練を積んでいくことで、いずれは予知夢だって見られるようになっていくのでは!と密かに期待しているのでした。