地下資源はまだまだある!

小さい頃から、地図帳を見るのがたまらなく好きでした。
空想の中で世界旅行を……という感じではなく、どこの国が強そうとか、栄えているかとか、けっこう現実的な?見方をしていたような気がします。
今でこそ、中国など新興国に押され気味ではあるものの、当時の地図帳の中では、ヨーロッパの国々の存在感は大きいもので、子どもながらに、フランス製、イタリア製というだけで、かっこいいものだと思っていました。
さて、今回は、地球規模の話になりますが、世界史において、ヨーロッパが発達・繁栄した理由は、なぜか、3億年前にさかのぼるらしいのです。
それは、3億年前、地軸が現代とはちがう位置にあり、ヨーロッパ全域が深いジャングルだったから……です。
セーヌ川のほとりも、アルプス山脈のあたりも、当時は熱帯の木々が生い茂り、爬虫類が跋扈していた大地だったのです。
その後、氷河期が訪れ、そのジャングルも枯れてなくなるのですが、ジャングルの豊かな木々が石炭になり、18世紀の産業革命に欠かせない重要な資源となったというわけです。
最近、日本でも、近海で大量のメタンハイドレートという天然ガスが眠っていることが確認され、隠れた資源大国とも言われているそうです。
壮大すぎてピンとこない話ではありますが、重要な資源が、じつは足元に眠っていた、ということは、人間界?!にもよくあるのではないかと思います。
ちなみに、僕の場合、地図帳ばかり眺めていた少年時代の、<地下資源>でもって、息子の社会科のテスト問題をすらすら解き、父のすごさを示しているくらいですが、まだまだ、埋蔵資源はあるはずと、幼い頃の自分を思い起こす瞑想を続けています。