先日、観たのは『光の旅人 K-PAX』

アメリカの映画といえば、ハリウッドものというイメージがありますが、もちろん中には、地味だけど、ていねいに魂の輪郭を描いた秀作もあります。
先日、CSのチャンネルで観たのは『光の旅人 K-PAX』という映画で、精神病院に収監されている男性が、光に乗って琴座の惑星からやってきたK-PAX星人であると名乗り、彼の正体を解き明かそうとする精神科医との心の交流の物語です。
彼が語るその惑星の生活や宇宙のしくみは、不思議なほど説得力に満ち、患者仲間たちは皆、彼とともにその惑星へ行きたいと願うようになります。さらにK-PAX星人である彼は、天文学者が解けなかった惑星の軌道を、一瞬で解明することで、その裏付けを強めていきます。
ただ、映画の本筋は、彼がK-PAX星人かどうかという謎解きではなく、あくまで閉ざされた彼の内面に迫ることにあります。(リアルな催眠療法が展開されます)。
それはまるで、今年起こるとされているアセンションとは、宇宙船が飛来することでなく、個々の魂の中で起こる<旅>なのだと、伝えているかのようでもありました。
では、せっかくですので、中村がおすすめの、<魂の輪郭を描いた>映画をもう2点、紹介させていただきます。
★『フィアレス』(1993年)
★『奇蹟の詩 サード・ミラクル』(1999年)
なかなかレンタル屋さんには置いてないので、大規模店か、ネット宅配レンタルにてどうぞ。