近所のおいしいパンやのはなし

会社で働く人にとって、お昼ご飯をどうするかは、日々のテーマだと思うのですが、私たちホノカ社では、外食、事務所で自炊に加えて、近所のパン屋で購入というローテーションです。

したがってこの十年ばかり、あちこちのパンを食べてきたわけですが、ぱくりとかじるたびに「なんておいしいんだろう」と感動してしまうパン屋がごく近所にあります。

単においしい、という次元ではないおいしさ、素材や製法という枠を越えて、「これ、何かが入っているんじゃないか」というパンなのです。

食べるたびに、この何かとは何だ、と追求してようと考えるのですが、おそらくは、波動のようなもの、このパンを焼いているご夫婦の手から出るエネルギーではないか、と推測しています。

波動測定器というものがあったり、エネルギーを学ぶスクールもありますが、こうしてパンになにかを込めるというのは、単にパンへの愛情だったり、作り手のご夫婦の仲のよさだったりするのかもしれない、とそのパン屋の売場から、ご主人が小麦粉を捏ねている様子を横目で眺め、レジの奥さんとのちょっとした会話で思うのです。

と、こういう話をいつも、うちの奥さんとの二人だけの職場の昼休みに、このパンを食べながらしています。

そういえば、最近、我が家で飲むコーヒーがやたらおいしくなったと感じるのですが、うちの奥さんが何かを入れだしたから、なのかなあとも思うのでした。